クリエイターEXPO2019の3日間が無事に終わりました。
出展された皆さまお疲れ様でした!
3日間出展するのはなかなか疲れましたが、普段会えないクライアント様、
イラストレーターさん達と交流出来てとても有意義な時間になりました。
今回の出展は遅めに申し込んだため、あまり良いブースを確保出来ませんでしたが、それでも考えながら何とか充実したイベントにすることが出来ました。
この記事は僕の様に申し込むのが遅くなって良い場所がなさそうだが
どうしようと迷っている『クリエポ初参加者の方』に向けて書きました。
※ブースの作り方などは何度も出展している方の方が有意義な情報を
書かれていると思いますので、今回の記事では割愛しています。
良い場所(ブース)取りが命
まず初参加の方に向けていうと、
ブースの場所取りでクリエポの成果が大きく変わります。
どの場所を選ぶかによって通る人の量が全く違うので、
ここで勝負が決まると言っても過言ではありません。
何故そう言えるかと言えば、
今回僕は場所選びを大いにミスってしまったからです。。
一応イラストレーターゾーンに入ることが出来ましたが、
『ここもイラストレーターゾーンなんですね』
とお客さんに言われてしまいました。。
実際の場所がこちら↓
黄色の部分ががイラストレーターゾーン、そして僕のブースは赤印の部分。。
イラストレーターゾーンなのか?もはや漫画ゾーンの方が近い感じでした。。
ここがイラストレーターゾーンと思ってないお客さんも多かったようで
知らずに通り過ぎて行った方も多かったようです。。
なので、この場所取りをミスしてしまうと出展効果が半減してしまいます。
どうすれば良い場所が取れるか?
では、どうすれば良いブースが取れるかと言うと、
クリエポの『初日or2日目』までに会場に行って直接申し込むことです。
そう、来年2020年のクリエポの良いブースに関しては
もうすでに場所取り合戦は終わっています。。
今年参加した3日間のブースの埋まり具合は以下のような感じでした。
1日目・・まだ良い場所は残っている状態。
2日目・・午前中まだ良い場所はあり、夕方なると良い場所はほぼない状態。
3日目・・人通りの少ない場所はまだ残っている状態。
2020年分に関しては既に良いブースはあまりないのでは、と思っています。
※あくまで主観ですのです。良い場所がキャンセルで空く場合もあります。
なので、良いブースで勝負したいと考えている人は、
2020年のクリエポに直接行って良い場所を押さえることをオススメします。
実際に行ってみるとどのブースが人通りが多そうか分かるのと
受付の人がどのブースが良いかアドバイスしてくれると思います。
良い場所が取れなかったときの対策
とは言え、多少悪い場所でも参加してみようと思う人は多いのではないでしょうか(僕もそうでした・・・)
少しでも多くの方に来てもらるように事前に対策を練れば結果は違ってくるかもしれません。
対策1:出展者情報を登録をする
クリエポサイトにある出展者情報を登録しよう。
https://content-tokyo2019.tems-system.com/eguide/jp/CR/index
事前にここから情報を仕入れるお客さんもいるようなので、登録しましょう。
感触としてはここをチェックしている人は少ない気がしますが、
真剣に探している会社さんは見て来られるのではないかと思います。
ちなみに僕のページはこちら。
常連さんになると作品紹介欄にYOUTUBEで作品を流す方もおられるので、
そういう見せ方も試してみてはいかがでしょうか?
対策2:無料招待券を送る
無料招待券を送って、新規・既存の会社さんの来客を少しでも促しましょう。
ちなみにこれで僕は5社?くらい来てくれました。
これはどのくらいの会社さんとやりとりしているか、
普段から情報発信しているかで来客数に差は付くと思いますが、
やっておいて損はないかと。
対策3:SNSなどで情報収集・発信しておく
クリエポに参加する方のtwitterなどをフォローしておくと、
会期が近づくにつれどのようなものを準備する必要があるかなど
有益な情報を発信してくれます。
クリエポに参加される方は
twitter名の後にクリエポブース番号(引野裕詞/クリエポE0-06)
と記載しますので、フォローしていろいろな情報をチェックするのが吉です。
そして自分からも準備段階の情報や作品などを発信することで、
出展前から繋がりができ、会場で交流したときにスムーズに話が出来ます。
※情報交換の内容は後述
今後の活動のために意識しておくこと
事前に出来ることを色々試しても、
ブースの場所が良くないとやはり来客が少ないということはあります。
そんなときでもきちんと今後の活動に繋げるために
いくつかのことを意識して参加すると充実した出展になると思います。
その1:自分の強みを考えるきっかけにする
まず、自分の「強み」をじっくり考えることをオススメします。
強みを意識して参加することで以下の点が分かるのがメリットです。
・意図通りのクライアントが興味を持ってくれたか検証できる
・意図していなかった部分に興味(ニーズ)があることを発見できる
どの分野で自分のイラストが必要とされているか分かるので、
今後活動する上で非常に参考になります。
強みを絞っていく過程
まずtwitterで予め参加される作家さんの作品を見たり、
先ほど紹介した出展者情報ページを見るとおおよその参加者の傾向が分かります。
様々なタッチ、クオリティの作品を見てみて
自然と自分の強みが何なのか浮き彫りになっていきます。
よく言われますが、クリエポは「かわいい」「オシャレ」が多いと言われます。
その中でも特に、
かわいい×児童向け は太刀打ち出来ないな〜、、という感想でした。。
児童向けにとはじめは考えていましたが、
そこは外して今回は大阪マラソンのメインビジュアル推しでいきました。
業種・媒体などジャンル関係なく、
『明るく・楽しく・インパクトのあるキービジュアル』
を求めている人に絞りました。
この部分が僕にとって強みになると考えたので、
作品集も細かいイラスト実績は外して、
キービジュアルに絞って載せるようにしました。
その2:強みに興味を持ってくれたか検証する
強みを絞った甲斐あって以下のように意図通りのお客さんと巡り会えました。
・商業施設のシーズンビジュアルを明るく・楽しい感じで表現したい
・大型イベントで楽しくインパクトのあるビジュアルが欲しい
・企業パンフ・Webサイトでインパクトのあるビジュアルが欲しい
・スポーツ球団のイベントを盛り上げるための楽しいキービジュアルが欲しい
来客数は予想した通り多くなかったですが、
強みを強調する(絞る)ことで意図したお客さんと繋がることが出来ました。
興味を持って頂けたクライアントさんには
なるべく早めにご挨拶メールなど送り今後に繋げていきましょう。
その3:意図していなかったイラストのニーズに気づく
また想定外に気づけたことで言うと
スポーツイラストを求めている方が結構いたように思います。
2020年のオリンピック・パラリンピックに向けて
各企業さんが様々な媒体用にイラストを使おうとしているようです。
一時的に需要が高まっている分野だと思いますが、知れて良かったです。
大阪マラソンでスポーツイラストを描くことでたまたま繋がったような気がします。
東京にいるとどのようなイラスト広告があるか肌感で分かると思いますが、
地方にいるとほとんど広告がないので、僕にとっては有益な情報でした。
地方のクリエイターにとっては今どこにイラストのニーズがあるか分かるので
そういう意味でもクリエポに参加する意義が出てくるのではないでしょうか。
その4:同業者との情報交換をしてみる
最後に、空いた時間を少しでも有効活用するために
SNSで以前から相互フォローしていた方々とお話しすることも良いと思います。
※夕方頃や別会場で行われている講演後はお客さんが増えるので、
それ以外の空いている時間帯にお話に伺うことをオススメします。
お話に伺った方は以前からSNSで繋がっていたこともあり、
皆さん気さくに話してくれとても有意義な時間でした。
お話した内容としては、
今回の出展の感触、どんなことを工夫したか
毎回出られている方からは例年と比べて人の入りはどうか
来年の出展は来場者が増えそうか、減りそうか
来年はどの場所を狙っているかなど
いろいろと聞くことができました。
また日頃のお仕事の仕方、単価、どんなお客さんがどこから多いかなど
有益な生の情報をいろいろと教えて頂きました。
日頃からSNSで横の繋がりを作っておくことで、
リアルの場でもスムーズに会話が出来るので
SNSというのはつくづく大事だなと思いました。
SNSでは話せないあれやこれやをリアルではお話頂けるので、
クリエポはそういう意味でも良い場だと感じました。
まとめ
来年のクリエポに参加しようかどうか迷っている
初参加の方に向けて書かせて頂きました。
良い場所が取れなくてもいろいろ工夫したり意義を持って臨めば
充実したものになるのではと考えています。
※実際自分がそうだったので。
もし参加を決めた方は、出展までに必要な情報も
まとめていますので、良ければご覧下さい↓↓↓
またイラストレーターの萩原まおさんがもっと戦略的で、
具体的な展示内容の記事を書かれていますので、こちらもご参考に!