制作プロセス(1):福井の地元月刊誌の表紙が完成するまで

制作プロセス
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このブログでは僕のイラストの制作プロセスを紹介していきたいと思います。
第一回目は福井新聞社が発刊している「月刊誌fu」という雑誌の20周年号 表紙のお話です。

実は僕は昨年2017年まで大阪に15年くらい住んでいましたが、育児をきっかけに福井に引っ越して来ました。
福井でイラストのお仕事があるかなと不安に思っていたところ編集部の方から一番はじめに頂いたお仕事です。

そしてその号のテーマが「福井こども特集」ということで、
僕の可愛らしいイラストが合うのでないかということでお声かけ頂きました。

ちなみに今回のテイストは昔サイト用に描いた以下のイラストになりました。
雑貨ブランドgomatomp(ゴマトロンプ)
http://www.uramabuta.com/gomatromp/

そしてこのテイストでどんな表紙にしましょうかとなり、その号と連動してキッザニアのようなイベントがあるので、こどもが何かの職業でいる感じにしてほしいという要望はありましたが、それ以外は自由に描かせて頂きました。

まずはじめに取り掛かったのが「福井×こども」を元に、福井にゆかりのあるものピックアップしました。
で絵的に入れておいた方がいいかな〜とリストアップしたのが以下のものでした。
・越前漆器
・宇宙事業
・メガネ…
・恐竜
・新幹線(2023年北陸新幹線開通予定)…etc

こういう下ごしらえをしてから「線描きのラフ(下書き)」というのが一般的だと思うのですが、僕は線描きのラフをあまり描きません
僕の描き方の特徴的なところなんですが、要素から先に描けるだけ描いてからどんなレイアウトにするかは後で決めていきます。
ちょっと分かりづらいと思うので、実際描いたイラストなどを交えて説明していきます。

リストアップした要素を元にいろいろと絵を描いていきます。

こんな感じで名産品、キャラクター、自然など必要そうな要素を描き殴っていきます。
感覚的にこれくらい描けばある程度イメージが作れそうだなと思うまで描きます
よく書店に売っているイラスト素材集を作るのに近い感覚でしょうか。

そしてそれを組み合わせてあーでもない、こーでもないとレイアウトしていきます。
それで出来上がったラフがこんな感じです。
デザイナーさんに分かりやすいようにダミーでコピーなども入れています。

その時々で違うのですが、今回はちょっと曖昧なところを残したラフにしました。
そうすることでその曖昧な部分を見て頂いてこれならこんな要素も入れたら面白いかもと編集部の思いも反映して、共同で作ったという感じになるのがいいかなと思っています。

ということでクライアントに見せて出てきた要望は以下のようなものでした。
もっとこうしたら福井らしさが出るのではないかという方向性で話し合いました。

(1)蕎麦やお米など名産品を追加で入れたい。
(2)海と田んぼと山を入れてもっと福井らしい風景にしたい。
(3)20周年ケーキを目立たせたい。

曖昧な部分から編集部の皆さんがいろいろとアイデアを付け加えて頂きました。

それを踏まえてブラッシュアップした案が以下になります。
いろいろとアイデアを頂いたので、画面に締まりが出ました。

それを踏まえてちょっと微調整して文字を入れてものがこちら。

こんな感じで月刊誌記念号の表紙は描かせて頂きました。

大きな流れとしては毎回このような感じで、はじめはどんな感じで描くかというのはフワッとあるのですが、線画のラフをしっかり描くということは少なく、いきなりパーツから描いていくというのが他の作家さんとは違う流れかもしれません。

この描き方に至った経緯もまた別の回で書いていこうと思います。

定期的に制作プロセス書いていきますので、どうぞよろしくお願いします!